社会の参考書紹介ブログ  解き方×周辺視

高校入試社会を中心に、参考書の中身の解説をします。

社会の勉強法① 結局はこれだと

今回は社会科の勉強法について書いていこうと思います。

 

(構成)

 

1 手短な主張

 

2 筆者のやり方はどうだったのか

 

3 もう一回主張します

 

 

 

(以下の空欄を埋めなさい)

まぁ、使い古されているかもしれませんし、価値があるかもわかりませんが、

 

社会の勉強はつくづく(                   )

 

に尽きると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

thinking…

 

 

 

 

 

 

 

 

1 手短な主張

 

初めに結論を申し上げるのですが、

 

社会の勉強はつくづく

 

( 授業を聞く )

 

に尽きると思います。

 

 

 

 

 

は?

 

って話ですが、

 

 

繰り返させてください。

 

 

 

授業者(専門家)の話す、その授業の時間の内容の本質を理解できていない限り、

 

社会というあいまいな教科において、

 

入試問題の出題者が出したあいまいな意図を、

 

初学者(中・高生)が入試の当日に理解することなんて不可能だと思うんです。

 

 

 

 

ただし、誤解しないでください。

 

もし、この記事を見てくださるあなたの社会の先生の授業がとんでもなく下手だったとしても(下手かどうかを判断するのがまず難しいんですけどね)

 

それこそ落ち込む必要はないんです。

 

それをカバーするために、参考書や塾があるんですから。

(このブログも参考にしてくれたら幸甚ですが)

 

 

 

 

 

2 筆者はどうだったのか

 

私は地元の公立中→家から近い公立高と進学した

 

まごうことないアルティメット凡人です。

 

 

 

 

私の30数年の人生のうち、まぁ自分が満足できたかなと思える勉強期間は

 

高校受験前の2週間

 

 

浪人期の3か月半(4~7月)

 

 

モラトリアム大学期間(最後の2年のみ)

授業時間のみ(テスト勉強はまとめただけなので…)

→90分(1.5時間)×15回×約50講義=1125時間

=46日=1ヶ月半

→ほかの期間はだいたい一日12時間近く(1日の半分)は勉強していたので、

それに換算すると3か月になりますね。

 

就職試験(2次試験のみ)前の3週間

 

だけです。

 

合計で7か月と3週間。

 

 

少ないのか普通なのか私自身は評価できませんが、

 

 

私は恵まれているな、といつも感じるのは、

 

 

この7か月と3週間の勉強量や授業姿勢について、友人や先生は本当に良いように評価してくださいました。

 

わき目もふらず、視野狭窄に陥っている私を、親もよく我慢していたと思います。

 

 

 

一応、勉強法の話ですから

 

「成果はどうだったんさ。」

 

というところですが、

 

おそらく一番味の濃い結果としては浪人時代の

 

某判定模試で2600人受験中4位(英国日本史の3教科で)

 

 

がMAXだと思います。

 

 

浪人の1年間はだいたい平均すると、どの模試でも65ぐらい~甘く出て73ぐらい

 

の偏差値でしたが、これはあいまいなので信憑性はよくわかりません。三教科ですし。

 

 

 

 

よく偏差値30から75へ…とか、東大へ…

 

というめざましい躍進を遂げられた方もいらっしゃいますが、

 

まさかそんな根性はありませんでした。

 

「アルティメット凡人にしてはよく頑張ったな」

 

と言ってくださいね笑

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日の「授業を聞く」という話に特化して進めさせていただきますが、

 

私は一応、

 

大学の授業を受けていた期間は誰よりも授業を聞き、メモしていたという自信があります。

(メモ用の市販のルーズリーフは、テスト前に毎回複数個使い切っていました)

 

先生(専門家)から聞く話を、逐一すべてメモして、それをまとめて、自分で再構成してしました。ジョークも、たとえも、雑談も、すべてです。

 

 

 

 

まだるっこしい勉強のやり方ではありますが、

 

先述したように周囲の温かい目に囲まれていたこともあって、

 

何とか信じて続けられました。

 

誰も「そんなやり方、非効率的やからやめとけ」

 

とは言わなかったんですね。

 

 

最短ルートではないということぐらいは、

 

私でもわかっていたんですよ笑

 

けど、いつか成果が出る

 

という確信はありました。

 

 

「学ぶ」は「真似ぶ」

 

 

語源として適切か知りませんし、

 

古典的な言い回しですが、

 

研究者である先生の思考や論理展開が、すこしずつ自分の中に吸収されていくという実感は強くありました。

 

貴重な体験ができたなと感じています。

 

 

 

繰り返しになりますが、その時はとにかく

 

 

 

先生の話を全てメモしていました。

 

大学時代は特に研究者の先生の話ですから、

 

意外と全部理解しようと試みたら、

 

そのうち2割ほどしかわからなくても面白いんですよね。

 

卒業してからも、国際関係の先生の話なんかは次から次へと的中していましたから、

 

やっぱりすごい人たちなんだと思います。

 

 

 

 

 

成果はでたの?

 

という話ですが…笑

 

数値面でお話しできるとしたら

 

GPAという評価指数があって、(MAXは4)

 

 

私の学部の毎回のテスト結果で、上位30%に位置する方のGPAが約2.5だったらしいんです。この基準を満たしたら無試験で大学院に進学できるというシステムでした。

 

 

そのGPAだけは3.8でしたね笑   しかも最後の2年間だけ笑

 

一応大学院のお手紙はいただきました笑

 

 

 

大学の単位の話なんで自慢にもなりません笑

 

アルティメット凡人なんで笑

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、ヘーゲル

 

「歴史哲学講義」

 

という本があるんですが、

 

これはヘーゲルの講義の内容を弟子が編集したものになっています。

 

ヘーゲル自身は結構偏った思想の持主らしいですが、

 

一流の知識人であることは間違いない(当時はよりそうだったのでは?)でしょう。

 

その人の考え方をメモして、あとで自分で咀嚼する。

 

古臭いですが、私はこれを最上の勉強法だと位置づけたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3 もう一回主張します

 

どう聞けばいいか、何を聞けばいいか、

 

という細かい話も、おいおいできればと思っていますが、

 

 

 

もし、今あなたが、

 

社会って暗記物すぎて、どう攻めれば成績のグラフが右上に行くのかわからない

 

という悩みに陥っているんだとしたら、

 

 

学校や塾、スタサプの授業や、

 

講義系の参考書(大学受験なら実況中継とか)なんかを、

 

全て聞き取ってメモする(か、何度も聞いたり読んだりする)

 

というやり方を強く勧めます。

 

 

 

 

ずっと聞いていると、意外なほど、その先生がどの部分を大切にしているか、何を伝えたいのかがわかってきます。

 

違う時代や地域の話をしているのに、

 

またその話かよ

 

とか、

 

おんなじことばっかり言ってないこの人?

 

なんて思い始めたらチャンスタイムです。

 

 

専門家が大事だと思っている内容が、積み重なってあなたの脳に入っている証拠だと思ってください。

 

 

 

選択問題、並び変え

 

意外とできてる…

 

 

ワークや宿題

 

思ったより早く終わったな…

 

 

 

そんな体験を積み重ねることができたら、

 

少し社会の得意な人の脳に近づいていると考えていいと思います。

 

 

結構時間のかかるやりかたですが、どうせどんな受験勉強をしようが、授業は聞かなきゃいけないわけですから。

 

だまされたと思って、一度試してみてください。

 

 

 

今回は以上です。

 

ありがとうございました。