社会の参考書紹介ブログ  解き方×周辺視

高校入試社会を中心に、参考書の中身の解説をします。

記述問題解説 広島県 

まだまだ仕事は積んでいます笑

 

今日は下記の2までを説明したいと思います。

 

1 問題

 

2 再掲 記述の3要素プラス1

 

 

↓次回

3 私の解き方

 

 

 

令和5年度広島県 大問3の5

 

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/531829.pdf

 

※7~8ページぐらいです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

thinking…

 

 

 

 

 

 

 

2 再掲 記述の3要素プラス1

 

 

 

 

要素1 問を確認すること

 

要素2 条件を整理すること(文末や指定語句、書き出しなど)

 

要素3 資料の内容を解答用紙に載せること

 

 

からの…

 

☆超要素4 ???(乞うご期待??)

 

 

 

と、前回の記事では書かせていただきました。

 

 

 

 

まずそもそも、

 

 

なぜこれらを意識すべきと私が思っているかについて説明させていただきます。

 

 

第一に、

 

 

公立高校の試験と私立高校の試験の大きな違いは、

 

落とすための試験かどうか。

 

というところに尽きると思っています。

(以下、すべて私の想像ですのであしからず)

 

 

 

いうまでもなく、公立高校は落とすための試験です。

 

 

極端な話、

 

私立高校は、

 

求めている基準をクリアしている人はなるたけ入学してくれたほうが助かるわけです。

 

卑近な言い方をすれば儲かるし。

 

併願の戻りを見据えて、定員よりも多めに合格させるのは知っての通りです。

 

 

 

 

一方、公立高校は

 

定員が決まっているわけです。

 

 

 

 

 

しかも、

 

その都道府県内には、

 

おそらく大変に学習することの苦手意識を持った生徒さんも少なからずおられる。

 

 

そうするとどうしても、

 

難易度は教科書レベル、採点は(学校によるかもしれませんが)鬼厳しく、

 

 

という発想になるのは致し方ないところです。

 

 

鬼厳しい採点基準で、

 

 

教科書レベルなら楽勝で解いてしまうような、

 

 

勉強の得意な生徒さんの中で差をつけないといけないんですね。

 

 

 

 

 

とすると、生徒さんからすればこれはもう、

 

 

 

誰にも文句を言われない解答用紙

 

 

 

これを目指すほかはありません。

 

 

 

そういう意味で、

 

 

私立以上に気を遣って取り組まないといけないものなのです。

 

 

そこで、なるべく解答用紙に必要な条件を書き込むために意識してほしい3ポイントとして、

 

 

上の3要素をお伝えしました。

 

以下、これを検討していこうと考えています。

 

 

 

 

 

 

3 私の解き方

 

 

① 問の確認 

これは問題文を見ると、そのまま書いています。

 

まずは一番根本的なところだと、聞かれているのは「理由」ですね

 

何の理由かというと、「日本国憲法28条で、団結権が認められている理由」

 

です。

 

 

② 条件を整理する。

 

一つは文末ですね。理由を聞かれているんだから、「~から。」でしょう。

 

例えばこれが「目的」だった場合は「という目的」と書けばいいし、

 

「変化」だった場合は「という変化」と書けばいいですね。

 

ここは簡単ですね。

 

しかし次が重要です。

 

 

 

③ 資料の整理

 

今回は一つしかありませんが。

 

問題文にも「資料を参考にして…」

 

とありますよね。

 

 

 

ポイントは、「資料を参考にしたよ」

 

という文章を

 

必ず解答用紙に掲載することです。

 

 

それを証明する一番簡単な方法は、

 

 

資料の内容を抜き出して書くことです。

 

 

生徒さんと採点官は、

 

当然一度もあったことがありません。

 

 

 

ですので、

 

採点官が生徒さんを考査するときは、

 

原則として解答用紙でしか自己表現ができないのです。

 

 

 

 

だからこそ、解答用紙に書く内容は正確で、減点されないものでなければならないこともわかっていただけると思います。

 

 

 

そして、これらを整理したときにはじめて…

 

 

☆ ④ 「何を答えさせたいか」

 

 

がわかるのです。

 

 

 

何を答えさせたいか

 

 

は、

 

 

何を聞かれているか

 

 

とは全く違うことを採点官に要求されています。

 

 

この問題の4は、1の答えに潜む行間を読み取らないといけないのです。

 

 

 

 

と、限界が来てしまいましたので、

 

ここまでにしたいと思います。

 

 

明日も仕事ですので、

 

 

また空いた時にいよいよ解き方の話をしたいと思います。

 

 

 

ありがとうございました。